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龍安寺石庭とアクアリウム
- 2012/03/17(Sat) -
石庭の趣は、アクアリウムに採り入れることができるのでしょうか。
今回は龍安寺石庭を取り上げます。



どうでしょう?
前回の記事を読むと、大海原とそこに浮かぶ島に見えてきませんか?
そして、それを見ている自分が、とてもちっぽけな存在に思えてきませんか?

1 作者
この石の裏に「小太郎・?二郎」の文字が彫ってあります。



私はこの2人が作者だと思います。
他の作者と言われる方たちは施主・依頼主であり、作ったのはこの2人だと思います。
「小太郎・?二郎」の恐らく兄弟、そしてこの2人を頭領とするプロ集団ではないでしようか。
石を持ち上げたり、据え直したり、意思の統制が取れたプロ集団でなければ、
この仕事は無理だと思います。

2 枯山水
10円玉で有名な平等院鳳凰堂は、川から水を引いています。
しかし、それこそ地図を変えるような大工事でした。
元来、庭園とは水が得られる場所に作る物でした。
庭における池は海を表し、海は極楽浄土を表しています。
ところが、枯山水が発明されると、大都会の狭い庭でも深山幽谷が表現できるようになりました。
白砂を敷くだけで、水が表現できるのです。
同時に1つの石で高い山を表現するという、抽象性も加わりました。

3 石
龍安寺の配石は、平石・伏石が多く、面白みがないという方もいらっしゃいます。
それは、上の写真のように部分を切り取ってしまうからだと思います。



この写真のように部分を切り取ってしまうと「悪い配石」と言えます。
この配石では、ネイチャーアクアリウムに採り入れることはできません。
しかし、龍安寺石庭は、部分の積み重ねで構成されている訳ではありません。
前回の記事の通り、石庭は修行のために自然を表現しているのです。
庭全体でバランスをとり、コーディネートされています。
裏を返して言うと、縁側から石庭を見るのでは近過ぎるのです。



カメラの中に納まりきれません。
立ち入り禁止となっている、畳の部屋から見るべき物です。
一説には、方丈(真四角の建物)の中心から見ると、15個の石が全て見えるとも言われています。

4 油土塀
この塀は、いわば名画のフレームのようなものです。
移り変わる植物と、不変の石とを切り離しています。

5 アクアリウムレイアウトとの関連
石庭の趣を、レイアウトに採り入れるのは、簡単ではないと思います。
石庭では、何もない空間こそが重要であり、大自然や極楽浄土を表すからです。
空間が狭ければ、大自然ではなく、小自然になってしまいます。
その空間には、美しい植物でさえ、入り込むことを許しません。
水草レイアウトには、空間が広すぎるのです。
また、部分を切り取ってしまうと、平石・伏石のつまらない配石になってしまいます。
部分の表現も参考にすることはできません。

様々なアイディアで、石庭の趣を表現することはできますが、簡単ではないと思います。
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コメント
--
丁度、今月号のアクアジャーナルでも龍安寺の話題が載ってましたね。タイムリーヒット!

師、曰く「過大評価され過ぎ」と…ではなんでアレが美しく見えるのかと言えば、縦と横の黄金比のバランスなんだそう。私もNA始めた当初から
縦横比が重要なカギだと思ってたんで、ナルホドと思いました。

正方形だと、大きくてもそう見えないモノですしね。この庭をそのまま水景に持ってくるのは難しいですが、やはりどんなモノからでも気づきは得られると未熟者は思いました。
2012/03/19 20:48  | URL | 遊@危 #sSHoJftA[ 編集] |  ▲ top

-Re: Re: タイトルなし-
遊@危さんへ
コメントの難しいところをありがとうございます。
しまった!
アクアジャーナルを読んでから書けばよかった!
買ったきり、読んでいませんでした。

大賛成なのは“バランスについて”の理論です。
これは13年前のSUIKEIでも書いている通り、天野さんやADAの理論として一貫しています。
確かに絶妙なバランスが美しさの理由です。

ただし、私が今回の記事を書いたのは、13年前のSUIKEIがきっかけです。
私は庭もアクアリウムも好きでしたので、何とかレイアウトの参考になるものはないか考えていました。
同じような考えで、SUIKEIも発表されました。
果たして京都の石庭は「ここの配石はよいとは思えない」のか?
13年後の今回の旅で、一つの結論のようなものが出ました。
それは「配石だけを見れば過大評価され過ぎ」のように配石だけを切り取ってはいけないとうことでした。

また、「白砂は光のため」など、常識にとらわれない理論も……。
もう一回書こうかな?
2012/03/20 19:06  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top


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石庭の趣は、アクアリウムに採り入れることができるのでしょうか。今回は龍安寺石庭を取り上げます。どうでしょう?前回の記事を読むと、大海原とそこに浮かぶ島に見えてきませんか?そして、それを見ている自分が、とてもちっぽけな存在に思えてきませんか?1 作者この... …
2012/03/30 20:55  まとめwoネタ速suru ▲ top

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