FC2ブログ
スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
言葉を疑う②――ロゼット型?――
- 2012/01/07(Sat) -

1 定説

 ロターラなどの有茎草に対して、エキノドルスやクリプトコリネはロゼット型に分類される。



2 ロゼットとは? 

 水草を育てる上で、有茎草とロゼット型に分けることは、レイアウトや施肥の面においてとても便利です。しかし、水草を始めて、この「ロゼット」という言葉に出会ったときは、違和感を覚えました。だって理科の時間に習ったロゼットは、冬の寒さを避けるために、地面にぺたっとくっついた植物のことだと思っていたからです。エキノドルスやクリプトコリネのような美しい立ち姿と「ロゼット」という言葉は、イメージが違っていました。
 試しに、「ロゼット」を調べてみます。

【ロゼット】
 
地際にある極端に短い茎から、地面に張り付くように葉が生えて、放射状に広がった状態のこと。上から見た形が、バラの花のように見えることから(ロゼット)と呼ばれる。また、根からじかに葉が生えているように見えることを言う。植物が越冬するとき、地表近くでロゼットになるものが多い。タンポポやオオバコは、終生ロゼット葉だけしか出さない。      (写真でわかる園芸用語)
といわけで、タンポポやオオバコのような葉をロゼットと呼ぶのです。やはりエキノドルスやクリプトコリネのことをロゼットと呼ぶには、イメージが違います。


 さて、タンポポはなぜロゼット葉を展開するのでしょうか?それはメリットがあるからです。もちろん、背が低いため、太陽をめぐる争いには勝てません。だから、ロゼット葉を展開する植物は、背の高い植物のいない荒れ地や耕作地で活躍します。踏みつけに強く、茎を作るためのエネルギーも節約できます。人間に刈られにくく、草食獣にも食べられにくいのです。冬の強風にも折られず、意外と高い地面の温度を利用できます。荒れ地に進出し、早春から活動を始め、他の植物に先駆けて種を飛ばし、後は低く伏せて身をひそめる……背が低いなりのメリットがたくさんあります。


                                         ド根性タンポポ(右)
 そして、やはりエキノドルスやクリプトコリネには、以上のようなロゼットのメリットはありません。やはりエキノドルスやクリプトコリネはロゼットではないと思います。
 しかし、ロゼットに代わる良い言葉はあるのでしょうか?ロゼットを日本語に訳すと「根生葉」のようですが、やはり「根生葉」ではロゼットを意味するのでふさわしいとは思えません。



3 ここで提案

 葉のつき方で、植物を分類する場合もあります。エビモは互生と言い、互い違いに葉がついています。そして、ツーテンプルは対生と言い、2枚の葉が対称についています。また、カボンバは輪生と言い、3枚以上の葉が輪のようについています。


                            ツーテンプルは“対生”
 そして、タンポポ・ダイコン・チューリップ・ニンジンなどのように、地際から葉が生えていることを「根生」と言います。この「根生」という言葉は、エキノドルスやクリプトコリネのイメージ通りの言葉だと思います。「根生」あるいは有茎草に対するなら「根生草」が分かりやすいのではないでしょうか。
 試しに「根生草」をYAHOOで検索してみますと、320万件の情報がありました。320万件という数字は、「根生草」の正当性を証明するものではありません。しかし、一般的な「ロゼット」に違和感を持ち、わざわざ「根生草」という言葉を選んでいる人もたくさんいるようです。


                 クリプトコリネ・ワルケリーはロゼット型?それとも根生草?

スポンサーサイト
この記事のURL | 懐疑主義的技術集 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<八海石 | メイン | 言葉を疑う①――活着とは?――>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://furukatayamato.blog98.fc2.com/tb.php/56-8f0688c1
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。