fc2ブログ
リシア巻き
- 2013/11/05(Tue) -
本日は、“リシア巻きの作り方`” というお題でいってみましょう。
用意する物は、先ずリシア!

倍率ドン!

これがリシアです

更に倍!!

更に倍!

更にド~ン!!!

更にど~ん!

こいつをリシアストーンという石にラインで巻きつけます。
専用のリシアラインという糸も売っています。

リシアストーン

着生はしません。

しかし、久し振りに巻いたせいか、うまく巻けません。
とにかく、ラインが見えません。
眼鏡をかけてもダメ!
フルカタよ、ヤキがまわったな。
昔のお前なら見えていたはず……。
こんなことじゃイカン!
視覚に頼っているからいけないんだ!
職人は指先で仕事をしているじゃないか。
リシア職人の誇りを忘れたのか?
(もはや、誰が誰に話しかけているのかも、わからなくなってきた。)

星とたんぽぽ
           金子みすゞ
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼に見えぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

こんな詩が頭をよぎった。
しかし、ラインが細すぎて、指先に触れるラインの感覚さえつかめない!
見えないままの挑戦は、1つの石を作るのに、8分くらいかかってしまう。

そうだ!
この緑の防水シートで、緑のラインが見えないのだ……
冗談はこのくらいにして、下敷きになる黒いものを買ってきました。

黒なら見える!

ボックスのフタです。
これなら見えます。
2分でできるようになりました。

先ずはストーンを濡らして、

濡らします

ラインをストーンに巻き付けます。
こいつを縛って土台にし、ぐるぐる巻きつけます。
“リボン縛りの最初にやるやつ” で2回 結びます。
この時のラインたるみは気にしなくてもOKです。

手がふやけて気持ち悪い!

ゆっくり結ぶと、シュルシュルとラインが滑って、

ラインが滑ります

ピッタリ結べました。
まだ結び目が滑るので、もう1回結びます。

余ったラインが水中に漂うと、コケが付きます。
余ったラインは短めに切ります。

はみ出るとコケます

リシアを取ってシート状に広げ、

シート状に広げます②

ストーンの上に敷きます。
ポイントは、
①なるべく薄く、
②なるべく隙間ができないように、
③ストーンから少しはみ出すように、
敷きます。
(写真のリシアは、少し量が多いでしょうか。)

ちょっと多いかな

そして、ラインで巻きます。
ポイントは
①なるべく強く、
②なるべく隙間なく
巻きます。
リシアがつぶれようとも気にしません。

薬指で押さえています

この時、手前(写真左)のリシアは、ラインに巻き込まれて自然な仕上がりになります。
しかし、奥(写真右)のリシアは、ラインでめくれ上がってしまいます。
めくりあがるリシアを指で押さえながら巻いています。
写真では中指で押さえています。
ま、すぐに増えてしまうので、そんなに気にしなくてもいいのですが、
端のリシアが少ないと、リシアに切れ目があるように見えます。
リシアが少しはみ出るか、あるいはストーンの側面に巻き付けるようにすると、
リシアの切れ目が、早くなくなります。


そして最後に、ラインを結ぶのですが、最後の2回位はラインを巻く方向を変えます。
そして、裏から見ると巻きの弱いところが見えてきます。
ADAでは下の写真くらいの巻き方を推奨しています。
私はラインの隙間の広いところに巻き足しました。
すぐに増えてボッコン(浮き上がって)しまうので、なるべくラインで押さえつけたいと思っているからです。

裏は弱点が見えます

写真ではストーンの左にラインが少ないですね。
ストーンの形から、左端はラインが滑りやすくなっているためです。
また、ストーンの縁が谷になっているところは、引っ掛けてラインの方向転換に使いやすいです。
ストーンの縁が山になっているところは、ラインが滑りますので、縛りがゆるくなってしまいます。




隙間を作って……

ピンセットで隙間を作ります。
最後の2巻き位で、ラインの方向を変えておかないと、この時にピンセットが入りません。




そして、その隙間にラインを通し、

ラインを通しぃの……

結びます。




できました。

できた!

沈めます。

一日目


にほんブログ村 観賞魚ブログ 水草へ
にほんブログ村









スポンサーサイト



この記事のURL | アクアリウム | CM(12) | TB(0) | ▲ top
<<例のタワーの水族館 | メイン | 夜間撮影では見えなかった、水槽周りをご覧ください!>>
コメント
-この詩懐かしいです-
おはようございます。
存在すら忘れていたのに、読んだらすっと想い出しました(^-^)

古形さんがレイアウトについて書かれてる文章はとても詩的だったので・・詩お好きなのかしら?

リシアって聞くたびに「化学兵器反対!」と思ってしまうんです。


2013/11/05 07:08  | URL | Mint #aa0nrIO.[ 編集] |  ▲ top

--
リシア巻き、詳しく記事にしていただいて嬉しいです♪
どうやって巻くの?
モスすら、ナナ・プチすら上手く巻けないのに…と、思ってました。
これで、いつかはする予定の、リシアの絨毯は出来たも同然…?(笑)
金子みすゞさん、いいですね
そのチョイスが素敵です♪
2013/11/05 17:43  | URL | kotori #R63KSl6.[ 編集] |  ▲ top

--
|。・ω・|ノ コンバンワ☆

おおー♪凄いー♪ 
こういうの好きですー(ノ∀`*)ンフフ♪
私も石に巻いた事ありますが
溶けていっちゃいました(ノ∀`*)ンフフ♪
2013/11/05 19:53  | URL | SPIN #-[ 編集] |  ▲ top

--
初コメ失礼致しますm(_ _)m

リシアの量がハンパ無いですね(^^;
その量でどれくらいの範囲をカバーできるんでしょう?
横幅は400mmくらいですよね。縦はどれくらいだろう?
350mmくらいですか?
うちのキューバが全然ダメダメなのでリシア敷こうかなと思ったりしたこともあったんですが、生長すると抜け毛が激しくなるという噂もチラホラ見聞きするのでどうなのかな?と思いまして躊躇しています。
良ければアドバイス頂ければ幸いです(^^?

あ、事後報告ですが、リンク頂きました(汗)
今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
2013/11/05 22:37  | URL | うりぼう #-[ 編集] |  ▲ top

-Mintさんへ-
ありがとうございます。
最近、分かってきました。
私の文章が、アクアリウムより文学の方向へ傾いているので、
遊びに来てくださる女性の方が増えてきたのではないかと……。
アクアリウムと文学の融合を目指します!

私の文章が詩的?
私は「一筆 一ギャグ」 をモットーにしていますので、
落語に近いのではないかと思っていました。
また、「ブログの文は、できるだけ短く!」 も心がけていますので、
あるいは詩のように感じていただけるのかな?

詩といえば、学生時代はよく書いていました!
(うわぁ~、めっちゃ恥ずかしい~!)
> 「化学兵器反対!」 はリシアじゃなくて、シリア!!
私なんかリシアって聞く度に、ケンシロウの恋人を思い出します。
   ↑
(それはリシアじゃなくて、ユリア!!)
2013/11/06 18:07  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top

-kotoriさんへ-
ありがとうございます。
リシア巻きの記事は、細かすぎましたね。
17枚もの写真にお付き合いいただきました。
ただ、糸と石を渡されれば、初めての方でもできてしまうと思います。
だから、ついついフルカタ流のコツを説明したくなってしまいました。

そして、「リシアの絨毯はできたも同然」です!
とにかく育てるのは簡単なのです。
強光・二酸化炭素・カリウムがあれば、ものすごく増えます。
ものすごく増えるので、維持するのが難しいだけです。

詩のチョイスは、雰囲気が出ていたでしょうか?
とにかく、糸が見えなくて苦労しました。
しかし、服のセンスはゼロで、1週間くらい同じ服を着てしまいます。
2013/11/06 18:55  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top

-SPINさんへ-
ありがとうございます。
あれっ?あの丈夫なリシアは、溶けることがあるのですね?
意味がおいちゃんには?で、汚れた水もリシアは好きなのに……。
たとえるなら、リシアは最も優れた水質浄化装置です。
いや、SPINSさんちの水質が良すぎるのかもしれませんね。
2013/11/06 20:44  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top

-うりぼうさんへ-
初コメありがとうございます。
また、リンクの件も重ねてありがとうございます。
実は、ここだけの話、リシアはまだ追加します。
ナイショでお願いします。

さて、リシアの美しい草原と、美しい気泡にとりつかれてしまった人も多いと思います。
(私もその一人です。)
しかも、最も簡単で、最も増える水草でもあります。
最も増えるということは、最も水の汚れを食べてくれる水草でもあります。
そして、最も維持が難しい水草でもあります。
たとえば、抜け毛はハゲしいです。
もし、網で全部すくおうとするならば、宇宙に散らばる星のごとく、
“無限” という感覚を実感できます。

また、ウチのキューバ・パールグラスは調子が良かったのです。
ウチの水道水はpHと硬度が高いのです。
だから、他の水草はイマイチでした。

リシアの美しい無限地獄に陥るか、かわいいキューバにヤキモキするか、
どちらにしても楽しい悩みが待っていますね。

追伸
これは思い付きなのですが、
キューバの根元にブラティKを注入するってのはどうでしょう?
底床のpHが、しばらくの間、上がるかもしれません。
デメリットは根が傷付くと思います。
チャレンジする場合はダメ元でお願いします。
2013/11/06 21:08  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top

--
わぁ、すごい量ですねぇ。

これは、匠の仕事。

イスに座ってリシアを巻きつける。

一つ一つ丁寧に。

かっこいいですぅ。

ちなみに、大量のリシアは購入なさったんですか??
2013/11/07 14:13  | URL | 田村13号 #-[ 編集] |  ▲ top

-いっぱい!!-
めっちゃ大量のリシア…こ、購入されたんですか?!すごい…って更に追加予定はヒミツって、全然ヒミツじゃないですけど…(笑)

おおざっぱな私には、リシアを丁寧に巻きつける作業は…(~_~;) でも、やり始めたらハマりそうですね!
水槽に入れた時の美しさ、疲れも吹き飛びますね!
2013/11/07 17:34  | URL | ななこ #-[ 編集] |  ▲ top

-田村13号さんへ-
ありがとうございます。
田村さんのお言葉で、私はリシア職人の道を究めることを誓います!
ま、そんなたいそうなものではありませんが……。

3パックのリシアは、購入しました。
田んぼの水上葉では、賄いきれませんでした。
まず、水中葉になるまで、3週間かかります。
その後、ストックするのも大変でした。
サテライトで育てようとしましたが、枯れてしまいます。
二酸化炭素と栄養が、圧倒的に足りないようです。
小型水槽なら、タダでリシアの前景が作れるかもしれません。
私もタダで作りたかったので、リシアの研究に取り組んだのですが……。
研究者の道はあきらめ、職人の道に進みます!
2013/11/07 22:59  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top

-ななこさんへ-
しぃ~!
声が大きいです。
ヒミツがばれちゃいますよ。
ヒミツにする理由は、特にないんですけれどね。

ななこさんとはリシア仲間ですね。
あっしはリシア職人の道に進みます。
ななこさんはどうか立派にリシアを育てておくなさい。
(オチなかったので、時代劇にしてみました。)
2013/11/07 23:33  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top


コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://furukatayamato.blog98.fc2.com/tb.php/142-828cdbfb
| メイン |