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川底散歩――やまなしのように――
- 2013/09/06(Fri) -
今年の世界水草レイアウトコンテストは、下の写真を出しました。
ユク河ノナカレ
今日は、この180㎝の川底を 『やまなし』 の蟹の兄弟のように、散歩してみます。
なお、写真の上にカーソルを置きますと、ちょっとした説明が出てきます。
小さな谷川の底を写した五枚の青い幻燈です。
二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。
川底
『 クラムボンはわらったよ。』
『 クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『 クラムボンは跳ねてわらったよ。』
『 クラムボンはかぷかぷわらったよ。』



川の流れのように
上の方や横の方は、青くくらく鋼のように見えます。
そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗い泡が流れて行きます。

川のカーブ


『 クラムボンはわらっていたよ。』
『 クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『 それならなぜクラムボンはわらったの。』
『 知らない。』
崖崩れに見せたかったのですが……
つぶつぶ泡が流れて行きます。
蟹の子供らもぽっぽっぼっとつづけて五六粒泡を吐きました。
それはゆれながら水銀のように光って斜めに上の方へのぼって行きました。
つうと銀いろの腹をひるがえして、一疋の魚が頭の上を過ぎて行きました。

もうちょっと、上流方面
にわかにパッと明るくなり、日光の黄金 (きん) は夢のように水の中に降って来ました。

私の幻燈はこれでおしまいであります。


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コメント
--
宮沢賢治大好きでした。
あおの実際に手をふれたらこわれてしまうような世界、水槽の中と通じてるなー、といつも思っていました。
180のこの水槽、実際に見たら、また写真と違った迫力があるんでしょうね。

カワセミが飛び込んできたりして。
2013/09/07 03:51  | URL | taketatu #-[ 編集] |  ▲ top

--
「クラムボンとは、なんのことでしょう。」
学校の授業って、なんてつまらない質問するんだろう。って、思ってました(笑)
家の中で川底見られるのは、いいですね~♪
2013/09/07 14:19  | URL | kotori #R63KSl6.[ 編集] |  ▲ top

-taketatuさんへ-
ありがとうございます。 
宮沢賢治についてコメントいただけるとは思っていませんでした。
私の心の中では、観客不在の純文学……なんて思いでしたので、
お返事いただけるなんてビックリです。

また、賢治の世界観と水槽との間に共通点を見出すとは、スゴイ着眼点!
私は水槽を作った後に、サワガニを入れたくなりました。
この水槽は、「 川のジオラマ」 をテーマとしています。
この水槽は、賢治の描いた川底と通じることができたでしょうか。

また、 “迫力” だなんてありがとうございます。
迫力は出せないかもしれませんが、石を入れた時の “重力” はすごかったです。

カワセミ……、
この水槽に足りなかったものはカワセミだ!
カワセミが突っ込んでいれば、コンテストでもっと良い順位が取れたはず!!
2013/09/07 17:10  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top

-kotoriさんへ-
ありがとうございます。
私が密かに恐れていたことは 「クラムボンって何でしょう?」
という質問でした。
しかし、私の浅はかな心配を、ど~んと飛び越えるご意見をいただきました。

「つまらない質問」というお言葉から想像すると、
「賢治の造語で、特定すべきでない。」 や 「十人十色の解釈でよい。」
といったところでしょうか?

私も、これらの説に傾いています。
『故郷』 でも皿を隠したのはルントウか?
はたまたヤンおばさんかわからないように、魯迅は仕組んだと思います。
おそらく、 「英雄であったルントウを、疑っただけでも思い出が “ぼんやり” とし、
“新しい生活” の実現は難しい」 ことを強調しているのではないでしょうか。

ハナシがそれましたが、クラムボンに対する押しつけがましい解釈は、
必要ではないと思うようになりました。
(小学生の自由な解釈は、聞いてみたい気もします。)
2013/09/07 18:11  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top

-きれい…-
はじめましてm(__)mななこと申します。あまりにも美しい水槽で、見惚れてしまいました。
幻想的で、賢治さんの世界がピッタリです。当地岩手でして、賢治さんの登場が嬉しいです☆ありがとうございます!
本当に美しい…クラムボンもこんなふうに水中から眺めていたのかなぁ…
またお邪魔させてくださいm(__)m
2013/09/07 21:44  | URL | ななこ #-[ 編集] |  ▲ top

-ななこさんへ-
じぇじぇっ!
遠く岩手からありがとうございます。
以前、「県民ショー」 という番組で
「岩手の人は、尊敬と親しみを込めて 『賢治さん』 と呼ぶ。」
という内容を見たことがあります。
「賢治」 なんて呼び捨てでスミマセンデシタ!

『銀河鉄道の夜』 では、「本当の幸せ」 が大きなテーマの一つとなっています。
♪しあ~わせと いう~ やつを~ きっとさがぁしてあげぇるから~……
これは新沼謙治さんでした!
2013/09/08 02:03  | URL | 古形大和 #-[ 編集] |  ▲ top


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