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色温度を疑う――赤い光の功罪――
- 2011/11/26(Sat) -

1 定説

 光の赤い波長は、植物を生長させる。

 

2 植物は、主に赤と青の波長を生長に利用している

 赤い波長は重要です。問題は、植物の何を生長させるかです。

 私はNASAの実験をテレビで見ました。その番組では「宇宙で植物を育てるとき、どんな光が有効か?」というテーマで、赤と青の光を当てて、実験していました。その結果、赤い光で育てられた植物は、ひょろひょろと伸びて不健康に見えました。逆に、青い光で育てられた植物は、上から押さえつけられたように太く頑丈に見えました。実験の結果を見る
と、赤い光は植物を生長させるというよりも、上に伸ばしていました。

 植物は赤い波長の光を積極的に利用していますが、体を上に伸ばすために使っています。しかし赤い光ばかり照射すると、徒長したようにひょろひょろになります。故に水草専用の蛍光灯なら、赤が強化されていますので、白く見えても水草が成長するようになっています。

しかし、このコーナーは「懐疑主義的技術集」ですので、NASAも疑わない
と、片手落ちになってしまいます。そこで、この実験を証明する記事をネット上からいくつか拾ってみましょう。

 

① 以上のように青色光の照射は葉菜類であるホウレンソウにおいても、インゲンマメと同様に徒長を制御した。『ホウレンソウの徒長に及ぼす補光の光質と照射時間帯の影響』羽生広道・電力中央研究所

② 赤い光だけを照射すると、成長は早まるけれどひょろっとしたカイワレになった。青い光だと、茎は太くなるが、長くはならない。『発光ダイオードでカイワレ栽培・光から農業の未来が見えてきた』信州大学農学部応用生命学科生物資源化学講座・小嶋政信教授

 

8000Kの蛍光灯【写真協力 駒草園】

 そう言えば、私が最初に購入した蛍光灯は、赤と白が一本ずつ、ついていました。私が最初に育てたカボンバも上へ上へと伸びていったような気がします。赤い蛍光灯は、赤い魚や赤い葉を美しく見せてはくれましたが、赤い蛍光灯の下だけのように見えました。

 そして8000K(ケルビン)の青い蛍光灯に変えました。この蛍光灯は赤と緑の波長も強化してあり、青い光というよりも、やや緑がかって見えます。するとリシアが、ブクブクと気泡を出しはじめました。他の植物も太く、頑丈に育ちました。更に、10000Kの青味の強い蛍光灯を1本だけリシアの上に置くと、さらにたくさんの気泡を付けました。ただ
し、青い光をたくさん載せると、海のように青く見えてしまいます。


 

青味の強い蛍光灯(写真は12000Kです。)  【写真協力 駒草園】

3 結論

 ① 植物だって上に伸びたいのだから、赤い波長の光は必要です。しかし、赤い波長だけを強化すると、ひょろっと伸びてしまいます。例えば、陸上植物の促成栽培には、赤い波長の光を照射します。また、赤い光は緑の葉をくすんだ色に見せます。

 ② 色温度が高くなるほど(青味が強くなるほど)、水に吸収されない。よってリシアなどの光源から遠い水草は青い波長の光を利用しやすい。また、植物は青い波長の光を、体を頑丈にするために使っている。ただし、青が強すぎると、海のように見えてしまいます。

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