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言葉を疑う②――ロゼット型?――
- 2012/01/07(Sat) -

1 定説

 ロターラなどの有茎草に対して、エキノドルスやクリプトコリネはロゼット型に分類される。



2 ロゼットとは? 

 水草を育てる上で、有茎草とロゼット型に分けることは、レイアウトや施肥の面においてとても便利です。しかし、水草を始めて、この「ロゼット」という言葉に出会ったときは、違和感を覚えました。だって理科の時間に習ったロゼットは、冬の寒さを避けるために、地面にぺたっとくっついた植物のことだと思っていたからです。エキノドルスやクリプトコリネのような美しい立ち姿と「ロゼット」という言葉は、イメージが違っていました。
 試しに、「ロゼット」を調べてみます。

【ロゼット】
 
地際にある極端に短い茎から、地面に張り付くように葉が生えて、放射状に広がった状態のこと。上から見た形が、バラの花のように見えることから(ロゼット)と呼ばれる。また、根からじかに葉が生えているように見えることを言う。植物が越冬するとき、地表近くでロゼットになるものが多い。タンポポやオオバコは、終生ロゼット葉だけしか出さない。      (写真でわかる園芸用語)
といわけで、タンポポやオオバコのような葉をロゼットと呼ぶのです。やはりエキノドルスやクリプトコリネのことをロゼットと呼ぶには、イメージが違います。


 さて、タンポポはなぜロゼット葉を展開するのでしょうか?それはメリットがあるからです。もちろん、背が低いため、太陽をめぐる争いには勝てません。だから、ロゼット葉を展開する植物は、背の高い植物のいない荒れ地や耕作地で活躍します。踏みつけに強く、茎を作るためのエネルギーも節約できます。人間に刈られにくく、草食獣にも食べられにくいのです。冬の強風にも折られず、意外と高い地面の温度を利用できます。荒れ地に進出し、早春から活動を始め、他の植物に先駆けて種を飛ばし、後は低く伏せて身をひそめる……背が低いなりのメリットがたくさんあります。


                                         ド根性タンポポ(右)
 そして、やはりエキノドルスやクリプトコリネには、以上のようなロゼットのメリットはありません。やはりエキノドルスやクリプトコリネはロゼットではないと思います。
 しかし、ロゼットに代わる良い言葉はあるのでしょうか?ロゼットを日本語に訳すと「根生葉」のようですが、やはり「根生葉」ではロゼットを意味するのでふさわしいとは思えません。



3 ここで提案

 葉のつき方で、植物を分類する場合もあります。エビモは互生と言い、互い違いに葉がついています。そして、ツーテンプルは対生と言い、2枚の葉が対称についています。また、カボンバは輪生と言い、3枚以上の葉が輪のようについています。


                            ツーテンプルは“対生”
 そして、タンポポ・ダイコン・チューリップ・ニンジンなどのように、地際から葉が生えていることを「根生」と言います。この「根生」という言葉は、エキノドルスやクリプトコリネのイメージ通りの言葉だと思います。「根生」あるいは有茎草に対するなら「根生草」が分かりやすいのではないでしょうか。
 試しに「根生草」をYAHOOで検索してみますと、320万件の情報がありました。320万件という数字は、「根生草」の正当性を証明するものではありません。しかし、一般的な「ロゼット」に違和感を持ち、わざわざ「根生草」という言葉を選んでいる人もたくさんいるようです。


                 クリプトコリネ・ワルケリーはロゼット型?それとも根生草?

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言葉を疑う①――活着とは?――
- 2011/12/31(Sat) -

1 定説

 アヌビス・モス・ボルビティスなどは石や流木に活着させる。


      「ミクロ・ソラム・ナローを“活着”させる」と言いますが……。(ADAギャラリーにて)

2 活着とは?

 よく石や流木に水草を結びつけて「活着させる」と言います。例えば「平凡な形の流木でさえ、ボルビティスを活着させれば自然感がグッと高まります。(AQUA JOURNAL Vol.189)」というように、よく書籍にも書かれています。しかしこの「活着」は植物学やガーデニングの世界では別の意味に遣われます。
 試しに、一般的な辞書で、「活着」の意味を調べてみました。

  【活着】挿し木・接ぎ木・移植などした植物が根付いて生長し始めること。(大辞林)

とあります。要するに、鉢でも庭でも根付けば活着なのです。例えば、「苗が活着するまで水を切らさない。」と一般的には言っています。
 さて、アクアリウムでいうところの「活着」とは、一般的には「着生」と言っています。「着生」を辞書で調べますと、

  【着生】他の物にくっついて生活すること。(大辞林)

もう少しわかりやすく「着生植物」を調べてみます。

  【着生植物】土壌に根を下ろさず、他の木の上、あるいは岩盤などに根を張って生活する        植物のこと。                         (ウィキペディア)

ということは石や流木に結びつける場合、一般的には「着生」なのです。例えば、「着生蘭(チャクセイラン)」といえば1つの趣味の分野として確立されています。


                                               ウィローモスは“着生”

3 ここで提案

 「活着」がアクアリストの間で広まり、今更「着生」に変えるのは大変だと思います。ただ「水草愛好家の間では、着生のことを活着というバカが多い。」と言う記述も見たことがあります。反論したいところですが、向こうの方が正しい……だとしたら、「着生」に変えた方が良いと思います。これは私の提案であり、皆さんに強制はできませんが、私は「活着」と「着生」を遣い分けていきたいと思います。


                                有茎草が“活着”で、ボルビティスは“着生”

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コケ取り生物を疑う――最強は誰だ?――
- 2011/12/23(Fri) -

1 定説

 いつもガラス面をなめているオトシンクルスは、コケの予防に効果がある。ヤマトヌマエビはその旺盛な食欲から、コケ取りに効果がある。


2 エビとオトシンは疑えない

 とにかくかわいい!いつも食事をしながら、健気に働いています。見ていても飽きませ
ん。私の趣味を支えてくれています。彼らがいなければ、アクアリウムはもっと面倒なことになっていたでしょう。彼らを疑うなんてできません。



3 最強伝説

 しかし、ネット上で最強とうわさになっている生物を見つけました。フネアマガイという貝です。こいつは、貝のくせに足が速い。秒速1~2
cmといったところでしょうか。2㎝くらいのアワビチックな一枚貝です。「南西諸島の汽水域に生息しているだろう。」と書いてありました。主に夜行性で、よく石巻貝のような卵を産みますが、孵化しません。この卵
は、余り放置しておくと、リング状の白い輪となって取りにくくなります。
 また、最強の名に恥じない、ものすごい働きっぷりです。まず、フネアマガイを導入してから、ガラスを一回も掃除していません。石組もピカピカです。特に石の割れ目などは金ブラシでも擦り切れませんが、まるで新品のようにしてくれます。ショップのおやじさんが「セレコンでは“時間の経過”で減点されるかもしれない。」と心配しているほどです。


            フネアマガイ(石が緑色の部分はコケではありません。)

 また、底床とガラス面の接点が好きで、ここに頭を突っ込んで寝ます。そして、ここの掃除もしてくれます。底床とガラス面の接点は、三角定規などでこすると、底床を巻き上げ、ガラス面を傷つけますよね。そこを掃除する必要がなくなるのです。

 脱走は、ウチのフタなし水槽の場合、1年で1匹です。


                              この部分の掃除をしてくれるのは、ありがたい。


4 結論


 最強はフネアマガイです。しかし、導入する場合は、自己責任でお願いします。ウチの水槽ではうまくいきましたが、条件の違う水槽では、違う結果になるかもしれません。

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